昨日やってた、フジテレビの超ド級!世界のありえない映像大賞でストローを通って水が移動する永久機関が紹介されてて、サイフォンで移動すると説明されてたんだが、今一つ理解できなかったため調べてみた。
ネタ元は、ViralVideoLabが作ってる「How to make an infinite loop self-starting siphon」っていう動画みたい。
フジテレビは、この原理説明でサイフォンで動くと説明してたんだけど、普通に考えると、こんな感じになるんじゃないかと思う。
1. 最初は水につかってる部分だけストローの中に水がある。ストロー内は大気圧。
2. 右のコップの水位が上がると、黄色のストローの右からs1の水が入り、左からs2の水が出ていく。この時、s1-s2だけ中の空気が圧縮される。ストローの内圧が上がった分、両側のストロー内の液面の水位が、h1とh2下がる。ストロー内の圧力は、大気圧+水頭圧なので、h1とh2は同じになる。
3. h1≧h_base かつs1≧s2+空気圧縮分となる水位を超えると、黄色のストローの左側から空気が抜け始める。
4. L1より、h_base水位が上がると、谷部分に水が流れ始め、空気が水で分断される。(ストロー内の表面張力+内圧より重力が優位で、ストロー内の液面が崩壊するなら。)
5. L2から更にh3水位が上がると、谷部分の左側もh3上がる。
この時、水が左のコップに入るには、L4を超えないといけないため、h3≧h4とならなければならないが、h3はコップの縁、L_GlassTopとなる、h3_maxが最大。
形状から、 h4>h3_maxなので、どんなに頑張っても水はL4を乗り越えられないはず。
しかしながら、動画は移動してるのでよく分からない。。。。
準永久機関的なものだと、DRINKING BARDとかあるけど、この動画の動きはそんな感じじゃないし。。。
仮に最初からストローの中に水が入ってたとすると、右のコップに入れると左に水が流れるだろうけど、右と左のコップの水位が同じになるだけのはず。
しかしながら、この動画は、エアが抜けてるように見えるし良くわからん。
地味に悩んだけど、ググってみると、どうもこれはフェイク動画らしい。(1
まあ、リファレンスも他の人のコメントレベルだけど、Youtubeのコメント欄見たらめっちゃフェイクって書かれてたw
これを事実のように放送するフジテレビ終わっとる。。。
コメント見たら、ストローから出る気泡が上まで上がってないって書いてあったけど、確かにぼやかされてるような気がする。
最初から水で満たしたストローを設置しておいて、スポイトとチューブで水を出し入れして、コップの右側だけとか、その逆再生とか、動画の領域を切り張りして作ったんだろうか?
ref
- https://www.100000dobu.com/interesting/86415
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コメント
テレビ面白かったよ、フェイクだったんだね。俺も騙されたよ、でもいいヒントになった。
サイフォンの原理で、移動するときの大量の質量でエネルギーが稼げるだろうから還元しても良いよね?
水槽全体をポンプで、てならマイナスだけど、空気を潰だけなら”h3_max”にプラスαしてもマイナスにならないと思ったんだけどね。
コップとストローじゃ無理か……
脳出血の後遺症で頭悪いから、誰でもいいから永久機関作って見せて欲しいと思うよ。
いやあ、見た瞬間に嘘確定でしたよん
外力無しに水面の逆転は無いでしょ その上「永久機関」とまで・・?
あるとしたら、紙に染み込んだ水分が上昇するとかの微細なレベル
コップの液面が大気圧押し返して上昇するのは無理と、どシロートでも直感で判るのに
テレビ局の人間は、小学生レベルなのかねえ?