意味整理: 命数金型と金型命数

命数金型とか、金型命数とか、用語としては何となくわかるけど、少しややこしいと思ったので整理してみる。

命数金型: 10万とか15万とかショット数が限定されている金型。

金型命数: 金型で製品を作れる回数。

うん、微妙な言葉の違いで意味が違うやつですね。

命数金型はどんなものか。

 樹脂部品なんかだと、金型の耐久性が全然気にならない場合もありますが、ダイカストだと、樹脂より高温の溶湯(溶かした金属)を型に流す上、そもそもで型自体も途中で固まらないようにバーナーや電気ヒーターで予熱してから使います。また、整形サイクルタイム短縮と、固まっていく状態をコントロールするため、型にある冷却回路に、冷却水を流して溶湯を素早く固めます。当然、型は熱膨張と熱収縮を繰り返すため、段々と型にひびが入ってきます。よく、ヒートクラックが出たとか、ヒートショックでひびが入ったとか言います。ヒビが出たら磨いたりして、型メンテしながら使いますが、規定数超えたら破棄され、新しい金型が作られます。この破棄するまでのショット数が金型命数、金型命数が存在する型を命数金型と言っているようです。

蛇足: メーカーさんがよく部品の共用化!と騒いでる話。

蛇足ですが、モノづくり観点で見ると、この命数分の製品を作った場合、製品一個当たりの金型費は最小値になります。よって、この型で起こす部品を命数以上使うように販売計画を立てていないと、コストがどんどん上がります。昨今、自動車とか電気とか、いろんな業界で協業したりしてます。(トヨタの86とスバルのBRZとか)。これは、複数の似た製品を別々に設計するより、一緒に設計すれば、単純計算で研究開発費が半分になるという話もありますが、販売台数を増やすことで、命数のオーダーに近づけて、台当りの金型費を下げるという意味もあります。

まあ、分かりやすいメーカーの協業例は86とBRZなんかですが、こういうのを、部品単位で考えてるのがDENSOとか、AISHINという部品メーカーになります。同じ部品を複数のメーカーで使ってもらえるように戦略を練れば、利益率を上げていくことが出来るわけで、ある意味完成車メーカーよりも販売数によるリスクヘッジはやりやすいかもしれません。

 

良く分かってない部分のボヤキ。。。

命数金型のことを、英語でperpetual dieというらしいが、perpetualって永久のという意味って辞書に出てたから、何か間違ってるのかな。技術系だと別の意味も持っているのかもしれないから何とも言えない。だれか詳しい人教えて。

 

 

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